東村高江小学校でやちむん窯の登り窯復活へ

2021年7月20日(火)放送分

担当は宮城葉子さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

東村高江小学校のグラウンド横に
現在使われていない登り窯があります。

陶芸家の森貴希さんや地域住民らが、
窯を復活させる取り組みを始めており、
やちむんを活用した地域活性化にも
期待の声が上がります。

当時の高江小中学校に本格的な登り窯が
造られたのは1980年ごろで、
陶芸教室も開かれるようになり、
当時を知る女性は「いろんな作品が生まれ、
中には名人と呼ばれる人もいた」
と振り返るなど、
高江区民の思い出も詰まっています。

近年は少子化が進んで陶芸教室の開催も減少し、
2017年に高江中学校が閉校してからは
使用されなくなりました。

そこで、登り窯を復活させようと、
陶芸家を探したところ、
読谷村のやちむん工房で修業し、
独立後の活動拠点を探していた森さんに
たどり着き、今年4月、森さんは家族4人と移住しました。

県内の小学校に登り窯があるのは
高江小学校のみとみられますが、
森さんは「学校に工房ができると思わなかった。
子どもたちがやちむんに触れる機会をつくりたい。
地域の人々が交流できる場になればうれしい」
と意気込み、
来月までの修復を目指しています。

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