南風原中学校でオンライン平和集会

2021年7月13日(火)放送分

担当は宮城葉子さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

南風原中学校でこのほど、
オンラインの平和集会が開かれ、
2年生と3年生の生徒7人が語り部となり、
沖縄戦体験者から聞き取った話を 
全校生徒に伝えました。

生徒は5月に旧南風原村に住んでいた
80代から90代の戦争体験者3人から
証言を聞き取り、資料写真やキーワードを
盛り込んだスライドを作成し、
戦中から戦後の復興、
体験者の在沖アメリカ軍に関する認識まで
幅広く取り上げ、
体験者からのメッセージと共にオンラインで
校内に配信しました。

証言を聞いた生徒の感想も配信し、
3年生の女子生徒は、
涙を浮かべながら証言した体験者を前にして
「悲しい体験を無理やり聞いている感じがして、
気が引ける場面もあった」と振り返りました。

一方、体験者から直接聞ける立場にあるからには、
「語り継いで次世代に伝えることが重要だ」
と実感していました。

また、集会に参加した1年生の女子生徒は
「戦争のことを思い出させてしまうのではないか」と思い、
80代の祖母から証言を聞くことを
ためらっていましたが、
「『戦争のことを伝えたい』と話せば
わかってくれると思う。
近く祖母に聞いてみるつもりだ」
と話しました。

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