沖縄戦、新聞で学ぶ

2021年7月9日(金)放送分

担当は林京子さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

新聞記事を使ったNIE平和学習がこのほど、
沖縄市立コザ中学校で行われ、
2年生147人が興味のある新聞記事を選び、
新聞切り抜きシートを作る授業に
取り組みました。

5月に発行された琉球新報のりゅうPON!
「沖縄戦76年 平和学習特別号」と、
沖縄タイムスのワラビー
「沖縄戦を学ぼう特別版」を使ったもので、
生徒たちはクラスメートと記事を選んだ
理由などを語り合いました。

この中で「集団自決」の記事を選んだ
女子生徒は「言葉を知っていたけれど、
生き残った子たちの写真を見て、
事実をより重たく感じた」と理由を話しました。

また、遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」の
具志堅隆松代表の活動を伝える記事を
切り抜いた男子生徒は
「ニュースで辺野古の埋め立てに遺骨の
混じった土砂を使うかも、と聞いていたので、
とても気になった」と説明し、
同じ記事を選んだ女子生徒は
「冗談で使っていた『死ぬ』『殺す』などの
言葉を今後は使わないようにする」
と思いを語りました。

日本新聞協会NIEアドバイザーの
松田美奈子主幹教諭は
「自分から主体的に沖縄戦を学び、
継承していく立場として学習に取り組んで
もらおうと考えた」と目的を語りました。

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