2021年7月7日(水)放送分
担当は上地和夫さんです。
琉球新報の記事から紹介します。
7月は「バス車内事故防止強化月間」です。
車内転倒事故を防止しようと
県バス協会はこのほど、
地元住民らに自己の事例を紹介し、
安全なバス乗車への協力を呼び掛けました。
那覇市の波の上うみそら公園で
実際にバスを走らせ、
社内に乗せた人形で転倒事故を再現し
乗車中の注意点などを共有したものです。
県バス協会によりますと、
過去3年間の間に県内路線バスで5件から
6件の車内転倒事故が発生しており、
走行中の移動が事故につながっています。
そこで、公園内に仮のバス停を設置し、
バス停に向け減速中時に乗客が立ち、
停車ブレーキの反動で転倒や、
車の割り込みによる急ブレーキで立っていた
乗客が転倒などの3つのパターンを
再現しました。
このうち、急ブレーキをかけた事例では、
人形がバランスを崩し、
車内前方の運転席近くまで
勢いよく倒れこみました。
県バス協会の小川吾吉会長は
「速度が遅くても腰の骨を折るケガにつながる。
走行中の移動は非常に危険だと知ってもらい、
事故ゼロの実現につなげたい」と語りました。