2021年7月1日(木)放送分
担当は上地和夫さんです。
琉球新報の記事から紹介します。
読谷村のワクチン集団接種会場で、
看護師や保健師の資格を持つ人たちが
医療従事者の業務を支援しています。
村の「ゆいまーる共生事業」で高齢者の見守りを
担当してきた嘉数テルさんが呼び掛け、
14人が接種後の経過観察を担当しているものです。
嘉数さんは県立病院で看護師として
30年以上勤め、近年は「ゆいまーる共生事業」で
高齢者を支えてきましたが、
去年から感染予防のためほとんどの
活動が中止されました。
そこで、「高齢者や医療従事者のために
できることはないか」と考え、
今年2月に共生事業で共に活動する看護師らを誘って、
村にボランティア趣意書を提出し、
現在は50代から80代の看護師ら14人が
毎日3人ずつ交代で活動しています。
接種を受けた人の基礎疾患の有無などを把握し、
声を掛けつつ、15分から3分間観察しますが、
これまでに重大な副反応は
確認されていないということです。
きょうからは村の接種会場が2カ所に増え、
18人で取り組みますが、
「現役の医療従事者だけに任せるのではなく、
皆で助け合いたい。場を作れば、
賛同してくれる人は多いということが
分かった」と話しています。