健康志向の高まり受けて ウコン輸出好調

方言ニュース    

2021年6月21日(月)放送分

担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

沖縄地区税関はこのほど、
去年の県内からのウコンの輸出量が
前の年に比べて4倍の17・9トンと急増し、
金額は4・2倍の
2億2582万円だったと発表しました。

数量と金額ともに比較可能な1988年以来、
過去最高となり、
全国シェアは6年連続で1位となっています 。

新型コロナウイルスの感染拡大で、
世界的に健康志向が高まっていることが
主な要因とみられます。

主にティーバッグやサプリメント原料用の
ウコン粉末が輸出されていますが、
日本製の商品は安心感の高さから
海外でも人気が高く、
県産ウコンも品質の
良さが評価されているということです。

国内全体の輸出量は4・7倍の21・4トン、
輸出金額は4・6倍の2億5866億円で、
全体の8割を沖縄が占め、
輸出拡大をけん引しました。

亜熱帯気候の沖縄はウコンの栽培に適しており、
生産から加工、
輸出を一貫してできる強みがあります。

沖縄のウコンの輸出先は元々台湾や韓国など
アジア地域が主でしたが、
15年ごろから欧米諸国への輸出が増えており、
担当者は「今後も順調な伸びが期待できる。
酔い止めだけでなく、
健康維持としてのウコンに
姿を変えつつある」
と話しました。
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