方言ニュース
2021・5・10(月)
担当は上地和夫さんです。
琉球新報の記事から紹介します。
県内では、しまくとぅばに「親しみがある」と
答える人が8割程度いる一方、
「あいさつ程度以上使う」という人は
年々減少し、4割にとどまっています。
これは県文化観光スポーツ部が
このほど発表した2020年度しまくとぅば
県民意識調査の結果によるもので、
しまくとぅばを「主に使う」
「共通語と同じぐらい使う」
「あいさつ程度以上使う」と答えた人は
43・2%で、
前回19年度の調査より
13・5ポイント減少しました。
また、しまくとぅばをビジネスや公共の場で
使用してもよいかについて「そう思う」
「ややそう思う」と答えた割合は42・6%で、
前回より4・7ポイント減っています。
一方、しまくとぅばに「親しみがある」と
回答した人は84・8%で、
過去最高を記録しました。
その背景について県は、
学校でしまくとぅばを学ぶ時間を設けたことや、
県しまくとぅば普及センターの普及活動などが
効果を上げていると分析しています。
宮城嗣吉文化観光スポーツ部長は
「しまくとぅばに親しみを持つ人の割合が
過去最高となったのは喜ばしいが、
使用頻度は減少している。
普及継承事業の内容を工夫する必要がある」
と話しました。