児童センターはなくてはならないわたしの居場所

「わくわくエンジンEXPO~教育から始まる地域創成を語る2日間~」がこのほど、オンラインで開かれ、全国6つの地域の中高校生らによるアクション事例の発表が行われました。県内からは浦添市立森の子児童センターを利用する泊高校3年の親里悠花さんが登壇し、心の葛藤から恩返しの思いを赤裸々に語りました。親里さんは小学生から中学生の時にいじめを受け、中学2年で不登校になりました。しかし、児童センターに通う中で、スタッフからの言葉を通じた優しさに接して人の温かさを知り、次第に大人を信用できるようになったと発表しました。また、親里さんはセンターについて「人の温かさを実感できる第2の家。ずっとここにいていいんだと思える、なくてはならない私の居場所」と語りました。自分を好きになったという親里さんの将来の夢は保育士の資格を取得し、森の子児童センターの児童厚生員になることで、「私にとっての居場所は人の温かさを感じられ、恩返しをしたいと思える場所。センターを利用する子どもたちに温かさを与えたい」と述べました。児童センターの宮平玲那館長は「恩返しがしたいという気持ちと、その言葉がすでに恩返しになっている」と語りました。

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