「倉敷民藝館賞」に人間国宝の平良敏子さん

方言ニュース    
2021年4月26日(月)放送分

担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

民芸品の制作などの分野で将来の活躍が
期待される個人・団体に贈られる
第14回「倉敷民藝館賞」に、
人間国宝の平良敏子さん(100)歳が
主宰する大宜味村の
芭蕉布織物工房が決まりました。

岡山県倉敷市の倉敷民藝館でこのほど、贈呈式が行われ、
合わせて、
特別企画展「もうひとつの芭蕉布物語~
芭蕉布織物工房の仕事~」も開かれています。

平良さんは戦時中に女子挺身隊として
倉敷に滞在した際、
倉敷紡績社長の大原総一郎氏と出会い、
戦後、織りを本格的に学びました。

また、初代館長の外村吉之介氏との交流もあり、
「沖縄に帰ったら、
沖縄の織物を守り育ててほしい」という
両氏の言葉に胸を打たれ、
芭蕉布に取り組む原動力となりました。

今回の受賞は、
芭蕉布織物工房が芭蕉布の制作だけでなく、
ワークショップを実施する継承活動にも
努めていることなどが評価されたもので、
平良さんは
「民藝協会の方などの言葉に励まされ今に至っている。
この賞はありがたい」
とコメントしました。

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