県立高校実習船「海邦丸」完成披露式

方言ニュース   
2021年4月19日(月)放送分

担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

沖縄水産高校や宮古総合実業高校の生徒が
利用する県立高校実習船、
第6代「海邦丸」の出港兼完成披露式が
このほど、糸満市の糸満漁港で行われ、
県教育委員会や沖水の関係者らが
実習船の完成を祝い、
初出港を見送りました。

第6代海邦丸は先代の「海邦丸5世」の
老朽化に伴い、
およそ22億円かけて新造されました。

総トン数699トンは実習船として
全国トップクラスの大きさで、
生徒の定員は48人から62人に増加しました。

また、横揺れ防止機能など最新鋭の設備を備え、
安全で快適な実習ができるようになりました。

式典で沖水の福地修校長は
「実習船は『動く教室』と呼ばれ、水産教育の柱だ。
多くの若者が実習を通して
育つことを期待したい」
とあいさつしました。

専攻科2年の藏下瑠加さんは
「全国トップクラスの実習船で知識や技術を習得し、
将来活躍できるよう、
たくさんの経験を積み、
学びたい」と話しました。

式典後、
第6代海邦丸は沖水専攻科の37人を乗せて出港し、
宮古島で宮古総実の生徒9人を乗せた後、
グアム西側の海域でマグロはえ縄漁の 
実習を行います。

43日間の航海を予定しており、
帰港は来月5月下旬となります。 
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