震災から10年マフラー贈り続ける

方言ニュース    2021年3月16日 火曜日
きょうの担当は宮城葉子さんです。
琉球新報の記事から紹介します。
10年前の3月11日午後2時46分を1日も忘れないようにしたいと話すのは、
「気仙沼にマフラーをおくる会」の代表を務める渡嘉敷村の新垣光枝さん(72)歳です。東日本大震災に見舞われた年の
2011年の冬から毎年、宮城県気仙沼市の子どもたちに手編みのマフラーを贈り続けており、個人で始めた活動が県内外に
有志の輪を広げ、これまでに2302枚を贈り、10年の節目を迎えました。
被災地の様子をテレビで見て「驚愕した」と当時の心境を語る新垣さん。
震災直後は渡嘉敷村内で義援金を募り寄付しました。 

その年の秋、友人を介して気仙沼市内の保育園に自作の絵本を贈ったのがきっかけで
冬には手編みのマフラー80枚を贈りました。その活動が報道されると全国から
「一緒にマフラーを贈りたいという声が届き、14年に「気仙沼にマフラーをおくる会」を発足しました。
地道な活動が共感を呼び、これまで延べおよそ60人が手編みのマフラーを贈っています。
毎日、 震災が起きた時刻の午後2時46分にアラームをセットしている新垣さん。
「いつまでもあの時の気持ちを忘れずにメンバーと共に寄り添っていきたい」と語っています。
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