崇元寺跡発掘調査 39年ぶり

方言ニュース   
2021年2月24日 水曜日
きょうの担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

那覇市は今月1日から、沖縄戦で建物が焼失した崇元寺跡の発掘調査を進めています。
崇元寺公園内の調査は1982年以来39年ぶりで、
前回は正廟などの遺構が良好な状態で確認されました。
今回はそれ以外の遺構も含めて、全体的な保存状態を確認するのが目的で、前堂、東庁、庫裏などがあった箇所を
戦後初めて調査し、遺構が良好に保存されているのを確認しました。
調査は月内で終了します。
市は今回の調査成果や今後の文献調査を基に、国の史跡指定を目指して国や県と調整します。
崇元寺は琉球の歴代国王の位牌を安置した国廟で、
1527年ごろに創建されたと考えられています。
琉球国王即位のために中国の冊封使が琉球を訪れた際、
亡くなった先王をまつる儀式が崇元寺で執り行われました。
王国時代の重要施設であることから戦前は国宝に指定されていました。
              

再生