伝統琉球料理 作り続ける 青森出身石橋さん

 方言ニュース  
2020年12月29日
火曜日
きょうの担当は宮城葉子さんです。
琉球新報の記事から紹介します。

豚肉の肩と腕の中間部分に当たるグーヤーヌージと、かつおぶしを使った「肉でんぶ」のような料理「はんちゅみ」。
伝統的な琉球料理でありながら、県民の間でも知る人が少なくなった料理にほれ込み、昔ながらの調理法と独自のアレンジを加えて20年以上
作り続けているのが、青森県出身で、那覇市に住む石橋桂子さん(78)歳です。
22年ほど前、宮城県仙台市で料理店を営んでいたころ、沖縄にいた次女から贈られた料理の本がきっかけででした。
素朴な写真になぜか心をひかれ、レシピを見て試行錯誤で作り始めました。
自宅近くの栄町市場でグーヤーの注文を入れ、1・5センチ角にカットされた肉の筋や 脂を取り除き、1時間ほど湯がいた後は、特性のだしでコトコト気長に煮込みます。
 味付けは昔ながらのしょうゆ味と、オリジナルのみそ味、塩味の3種類です。
この秋には、はんちゅみのネット販売を始めた石橋さん。
「沖縄では、豚肉は泣き声以外全部食べるといわれている。部位によってその良さを引き出す調理法があり、昔の人の知恵は本当に素晴らしい。時代と共に進化させることで、昔の人の知恵やおいしさを味わってもらいたい」と話しています。
            

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