闘牛写真家、妹が思い語る

 方言ニュース    2020年9月1日(火)
きょうの担当は宮城葉子さんです。
琉球新報の記事から紹介します。

5月に45歳の若さで亡くなった闘牛写真家の久高幸枝さんは生前、どうすれば闘牛文化を守り、盛り上げていけるかいつも考えていました。
写真集をはじめおよそ50頭の都牛が登場するカレンダーを出版したり、大会をSNSなどで発信したりするだけでなく、行政にも働き掛け、
おととし7月、闘牛はうるま市の実系民俗文化財に指定され、去年10月、うるま市は「闘牛のまち」を宣言しました。
妹の彩さんは「闘牛が動物愛護の観点から反発を受ける中で、どうすれば守り抜けるか姉は考えていた」と振り返ります。
より一層の観光振興につなげるため、これまで以上に久高さんの活躍も期待されていましたが、今年1月、久高さんは不調を訴え2週間入院し、
退院後、体長は回復し元気な様子を見せていましたが、5月28日、うるま市内で亡くなりました。
闘牛以外にも乳牛、肉牛、水牛と種類に関係なく牛が好きで、生前、「牛がいないとじぶんはいない」とインタビューに答え、牛とともに生きた生涯を閉じた久高さん。
彩さんは姉が生きた証として「現在コロナ禍で中止中の大会が再開したら闘牛女子杯を続けたい」と考えています。      (了)

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