県民、臓器移植に関心高いが意思表示少なし

 方言ニュース   
2020年10月21日(水)
きょうの担当は上地和夫さんです。
琉球新報の記事から紹介します。

10月は「臓器移植普及推進月間」です。
県保健医療福祉事業団による臓器移植に関する意識調査で、臓器移植に関心があると回答した人は62・8%おり、内閣府による全国の世論調査結果と比べ高い傾向にあることが分かりました。
内閣府が2017年に実施した「移植医療に関する世論調査」では、関心があると答えた人は56・4%で、単純比較はできませんが、県民は臓器移植への関心が高い傾向にあります。
一方、臓器提供をする・しないの意思表示をしている人は、27・1%にとどまりました。意思表示をしていない理由については「よく分からない」と回答した人が
最も多くなりました。
先月30日現在、臓器移植を希望し日本臓器移植ネットワークに登録する人は全国でおよそ1万4千人で、移植が受けられるのは、毎年希望者の1%から2%程度にとどまっています。
事業団の仲間貴享さんは
「臓器移植には死後に臓器を提供する、提供しない、移植を受ける、受けないの4つの選択があり、どの選択も等しく尊重されるべきだ。
まずは臓器移植を知り、自分や家族はどうしたいのか、
考える機会を持ってほしい」と語りました。
             

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