いじめ・不登校の児童生徒 過去最多

方言ニュース   
2020年10月26日(月)放送分

担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

暴力行為やいじめの認知件数、
不登校の児童生徒数が過去最多となりました。

県教育委員会の担当者は
「いじめや暴力行為を隠すのではなく、
見つけて対応するのが大切だ」と、
積極的な認知の成果を強調します。

一方、不登校が増加する背景に、
学校のスタンダード化を挙げる教員や
保護者は多くいます。

ノートの取り方や話を聞く姿勢など、
細かな決まりをつくっていますが、
学校全体を落ち着かせるためのもので、
学力向上対策と並行して
広まったとみられます。

ある小学校教諭は
「朝のあいさつは会釈はだめで、
立ち止まってしなければならない。
授業中は鉛筆と消しゴムしか出しては
いけない決まりがあり、
机に筆箱を置いていると怒られる。
子どもたちは息苦しい学校生活にストレスを
感じている」と説明し、
見直しを求めます。

フリースクールや放課後児童クラブを運営する
侍学園スクオーラ・今人沖縄校の
蟇目崇校長は、不登校児童生徒の増加について「子どもたちは対人関係に
不安を抱えているようだ。
不登校ではないが、
登校しぶりも増えている」と指摘し、
「何がしてあげられるか、
子どもと一緒に考えることが大事だ」
と話しました。 

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