県内の公立学校 教員不足深刻

方言ニュース   
2020年9月28日(月)放送分

担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

県内の公立小中高校と特別支援学校に
配置すべき教員が去年11月1日時点で
50人不足していることが
このほど、分かりました。

県教育庁学校人事課が各教育事務所を通して
調査したものです。

年度途中に教員の欠員が出た場合、
臨時任用職員に登録している人に声を掛けて
補充していますが、
既に別の仕事に就いていて
断られるケースがあり、
確保が難しくなっています。

内訳は小学校で27人、中学校で9人、 
県立高校と特別支援学校で
それぞれ7人不足しています。

また、公立小中学校では
14市町村に欠員があり、
那覇市の9人が最多で、
次いで沖縄市の6人、
石垣市の4人と続いています。

産休や病休などの取得で教員に欠員が出た場合、
臨時任用職員を後任として学校に配置しますが、
補充できない場合は欠員を埋めるため、
同じ科目の教員や教頭が
授業を担当する事例があります。

人事課の担当者は
「採用計画に基づいて教職員を採用しており、
人数を増やして採用するのが難しい。
産休などで休職する職員は臨時任用職員で
補っているが、
年度途中の補充は厳しい状況だ」
と話しました。
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