今月の台風発生なし

方言ニュース   2020年7月29日(水)
琉球新報の記事から紹介します。
担当は 上地和夫さんです。
今月の沖縄地方は、湿った空気の影響で各地で大雨が確認され、先月12日に梅雨明けしたものの、各地で天気が崩れる日が続きます。
沖縄気象台は「降水量が平年の2倍から3倍となっている所もある」とします。
今月1日から20日までの降水量は那覇で平年のおよそ2・5倍の209・5ミリ、
久米島は3・1倍と
各地で平年を上回りましたが、与那国島だけが平年値の70・6ミリより
少ない23・5ミリでした。
梅雨が明けても雨が降る原因として、日本の南にある太平洋高気圧が強く南西へ張り出していることが影響しており、梅雨前線を北へ押し上げる力がないため日本列島付近で停滞したままになっています。
また、今月7月の台風の発生は23日時点でゼロで、
このまま台風が発生しない状態が続けば観測史上初めてとなります。
これも太平洋高気圧の影響で
下降気流となったため台風の発生が抑制されたと考えられます。
太平洋高気圧を回り込む湿った空気の影響で大気の状態が不安定となれば、
場合によっては災害の恐れも出てきます。
来月8月から10月の降水量は、ほぼ平年並みか多くなる見通しです。
               (了)

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