あす慰霊の日 慰霊祭は各地で縮小傾向

方言ニュース   
2020年6月22日(月)放送分

担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

あすの慰霊の日に県内各地で行われる慰霊祭で、
主な21慰霊祭のうち12カ所が
規模を縮小して開催します。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で
中止としたところも時間を短縮したり、
自主参拝という形を取ったりして、
祈りをささげます。

慰霊祭の中止は沖縄師範健児之塔、海鳴りの像、
開南健児之塔、ずゐせんの塔の4カ所で、
ずゐせんの塔は慰霊祭そのものは中止しますが、
同窓生が参加して花を手向け、
焼香する予定です。

旧県立首里高等女学校瑞泉同窓会の
新元貞子さんは
「例年通りの慰霊祭は中止するが、
同窓会として献花を行う。
多くのみ霊のご冥福をお祈りすることは
変わらない」と話します。

また、白梅之塔は規模を縮小した慰霊祭を
実施し、自主参拝とします。
白梅同窓会の中山きく会長歳は
「今年は人々の健康を考えるのが第一で、
中止はしないが縮小はやむを得ない。
新型コロナが収束したら、
また皆さんにお会いしたい」と話し、
慰霊祭を続ける意義を語りました。

一方、南洋群島戦没者慰霊碑は中止の方向で
検討していましたが、
規模縮小での開催を決めました。
南洋群島帰還者会の安里嗣淳事務局長は
「み霊に対して何もやらないということは、
できないと言った意見があった」
と明かしました。 

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