読谷村の漁師親子が珍しいイカを釣り上げる

方言ニュース2020年5月26日(火)
琉球新報の記事から紹介します。

読谷村都屋漁港を拠点とする漁師、国吉真さんと航さん親子がこのほど、
大東島の沖合で全長1・8メートルに及ぶオオホウズキイカと、
2・5メートルを超えるシチクイカを釣り上げ、写真と動画に収めました。

いずれも大東島沖合でセイイカ漁の最中に水揚げしたもので、
オオホウズキイカはソデイカを抱えながら引き揚げられ、
「ソデイカでさえ大きいのに、その数倍の大きさに驚いた」ということです。

水揚げ後、イカを託された美ら島財団総合研究センター動物研究室の宮本圭さんは、
世界でも南アフリカと沖縄周辺にしか生息していないとされるオオホウズキイカは
特に珍しいと指摘し、「恐らく写真も研究者の標本のようなものしかない。
とても貴重な資料だ」と述べました。

宮本さん自身も2015年に1度見たきりだということで、
撮影された動画は「もしかすると世界で一番きれいな
オオホウズキイカの映像かもしれない」と太鼓判を押し、
真さんは「予想外の生物が釣れると面白いね。
沖縄の海の豊かさを改めて実感したさ」と満面の笑みを浮かべました。

オオホウズキイカは現在、美ら島財団で冷凍保存されています。
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