自作の絵本を出版

方言ニュース

6月5日 放送分
今日の担当は
伊狩典子さんです。

自作の絵本を出版する

琉球新報の記事から
紹介します。

幼児教育に携わり、演劇集団「創造」にも所属して活動する
今秀子(こん・ひでこ)さん 
66歳が去年12月に
「げっとうの花咲くとき」を
ことし4月に
「うみをおよいだこいのぼりくん」の2冊の自作絵本を
出版しました。

第1作の「げっとうの花咲くとき」は戦争で家族を失った
子どもたちの体験が語られ、
「うみをおよいだこいのぼりくん」はアメリカ軍基地から
派生する環境汚染を危惧し、
自然の大切さをテーマにした
作品となっています。

今さんはこれまでに紙芝居や
朗読劇など、
さまざまな表現に関わり
県内各地の幼稚園や小学校を訪問して自作の紙芝居の
読み聞かせをするなど、
精力的に活動していますが、
訪問先の幼稚園や
小学校の先生たちから
「自分の子どもたちへの
読み聞かせをしたい」という
要望があり、
それが絵本制作の
きっかけとなりました。

今さんは
「沖縄で戦争があったということを、何らかの形で語り継いで
いかなければならない」
という思いを抱き、さまざまな
資料に目を通し、体験者の証言を聞く中で戦争を追体験して
物語を形作っており、
「楽しいだけでなく
心に何かが残って、
問題を提起するような絵本を
今後も作っていきたい。」
と話しています。

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