南城市古堅の『ミーシンメー』開催

方言ニュース2020年5月5日(火)
琉球新報の記事から紹介します。

南城市大里古堅区におよそ200年伝わる
市の無形民俗文化財「ミーミンメー」がこのほど開かれました。

通常、子どもから大人まで区民総出で演舞や
道ジュネーする「ミーミンメー」ですが、
この日は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、
上原区長ほか区民11人だけで、規模を縮小した形で開催したもので、
古堅集落発想の地の根屋の照屋家と古堅公民館にある神棚に
弥勒の顔と胴体を置き、御願しました。

根屋で、区長が五穀豊穣や子孫繁栄、無病息災を報告し、
3人の地謡が「かぎやで風」と「赤田首里殿内」を献奏しました。

その後、公民間の窓を全開にして館内の神棚にも御願しました。

舞台では公民館の外に掲げるはずだった旗頭を飾り、
上原区長ら3人が神棚の前で「ミーミンメー」
「今帰仁ヌー」などを愉快に踊りました。

上原区長は「本当は子どもたちが踊る演目。
みんなで踊ったほうが楽しいけどね」と惜しんでいました。

また、古堅伝統芸能保存委員会の上原会長は
「コロナ禍なのでなので、今年はやむを得ない。
来年は区民総出で開催したい」と期待していました。
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