政府配布のマスク 介護現場からは「実用的でない」

方言ニュース   
2020年4月20日(月)放送分

担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、
政府が介護施設などに優先配布している
布マスクについて、
関係者から「サイズが小さくて実用的ではない」
といった声がりゅうちゃんねる取材班に
寄せられました。

安倍総理大臣肝いりの国民全世帯に
2枚配布される布マスクは、
きょうから郵送が始まりますが、
県民からは「同様のマスクだったらいらない」
といった声も上がります。

沖縄本島南部の介護施設には8日、
厚生労働省から優先配布の布マスクが届きました。

職員の40代女性は「小さくて使いづらい。
ガーゼが重なっていて息苦しく、
動き回る仕事なので実用的ではない」と
使い勝手の悪さを指摘します。

普段使用している
不織布のサージカルマスクに比べて、
厚労省から届いた布マスクは小さく、
伸縮性もありません。

女性は自前でサージカルマスクを調達しており、
在庫も少なくなってきましたが、
布マスクは着けると頬に隙間ができるため
「感染症予防にならない」と、
当分は使わないということで、
「テレビで見る国会議員は
いつもサージカルマスクを着けていて、
なぜ医療や介護現場の私たちが
布マスクなのか。腹立たしい気持ちになる」
と政府の対応に不満を示しました。
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