木製家具や遊具を保育園へ寄贈 美里工生制作

2020年2月25日(火)

琉球新報の記事から紹介します。

美里工業高校建築科の3年生はこのほど、
課題研究として制作した木製の家具や
遊具をうるま市の前原どろんこ保育園に寄贈しました。

ブロック遊び専用のテーブルや
収納付きのベンチ、ままごとキッチン、
園の建物を精密に再現した模型など、
工夫を凝らした作品が並び、
園児らは楽しそうに遊んでいました。

美里興業高校は3年生の授業で課題研究を設け、
各生徒が年間を通して作品を制作します。
生徒らは事前に園側の要望を聞き取り、
制作にあたったということで、
園児は高校生から新しい家具や遊具が紹介されるたび、
歓声を上げて喜びました。

園児は組み合わせて使う棚も、
横に倒してみんなで入り、遊具に変えていました。
園や高校の職員らは「子どもの発想は柔軟だ」
と温かく見守りました。

ミニカーを収容する棚は
タイヤとハンドルがついていて、
棚自体が乗って遊べる遊具になり、
園児は高校生に押してもらって
「園内ドライブ」を楽しみました。

滑り台を制作した寺田優心さんは
「作り手の喜びを感じることができた」
と優しい笑顔を見せました。

保育士を目指しているという屋良百音さんは
「思っていた以上の反応でびっくり。うれしかった」
と目を細めていました。
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