琉球宮廷音楽響く 市民とつくる舞台芸術プロジェクト・愛知県

2020年2月11日(火)

琉球新報の紙面からお伝えします。

愛知県知立市文化会館
開館20周年の記念事業
「市民とつくる舞台芸術プロジェクト
長線(ちゃんせん)がつなぐ知立と沖縄」が開催され
琉球の宮廷音楽を復元演奏している
御座楽復元演奏研究会の12人が
「蓮花落(れんからく)」や「太平歌」など5曲を演奏し
宮廷式楽の格調ある美しい音色や
歌声を響かせていました。

琉球王朝の宮廷音楽楽器「長線」が
1991年知立市の無量壽寺(むりょうじゅじ)に
伝えられていたことが分かり
御座楽復元演奏研究会は
名古屋市の徳川美術館や蒲群市で
御座楽復元演奏会を開くなど
長線をつないだ交流を続けています。

公演では知立山車文楽保存会の
「二人三番叟(さんばそう)」や
知立からくり保存会の「平治合戦」
琉球舞踊玉城流扇寿会の舞踊「四つ竹」も
披露されたほか
知立の山車文楽の新作舞台
「立体パノラマ絵草子『おさき玉城恋の八橋』」の
一部を上演しました。

御座楽復元研究会・山内盛貴(せいき)さんの
長線弾き語りによる「紗窓外(さそうがい)」に乗せた
文楽人形遣いの豊松清十郎(せいじゅうろう)さんら3人による
「楽童子の舞」も披露され、観客は
伝統芸能の共演にじっくりと見入っていました。
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