豚熱による県産豚肉の買い控えなし

方言ニュース2020年1月22日(水)
琉球新報の記事から紹介します。

うるま市と沖縄市で豚熱の感染確認が続く中、
両市内で県産豚を扱う店舗などによると
消費者の買い控えは起きていないということです。

豚熱発生を機に、農家らを励まそうと買い物に訪れる客も多く、
店主らは「県民みんなで豚を支えようという気持ちがある」と
うれしそうに語りました。

このうち、うるま市石川にある創業50年の豚肉専門店「石川ししや~」では、
市内での豚熱の感染確認後も客足は途絶えておらず、
共同代表の平良あゆみさんは、
買い物に来た客から声援を受けることもあるということで、
「感染を知って『こんな時こそ』と買いに来てくれる方もいて、
とてもうれしい」とにっこりし、
「感染農家の中には知り合いもいた。
県民みんなで応援したい」と話しました。

うるま市から買い物に訪れた60代の女性は
「県産豚肉が大好き。値上がりは心配だが、
今だからこそ食べたい」と豚肉を手にし、レジに向かいました。

一方で、不安を隠せない精肉店もあり、
県産豚肉を扱う沖縄市住吉の「コザミート」の店主の比嘉哲也さんは
「経験がないことが起きて戸惑っている。 
出荷量が減り値上がりすることが心配だ」と述べ、
取引業者などが県外や国外産の豚に切り替えることへの危機感をあらわにしました。

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