首里城の再建を願い「新春の宴」

方言ニュース    
2020年1月6日(月)放送分

担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

正月三が日に開かれる首里城公園の
「新春の宴」が首里城公園で行われました。

正殿前の御庭で琉球王国時代の正月儀式
「朝拝御規式」は例年、再現されてきましたが、
今年は開催が見送られるなど規模を
縮小して行われましたが、
正殿などの焼失後初となった今回も
例年通り家族連れや観光客が足を運び、
焼け残った建物の前で行われる儀式を
目に焼き付けながら再建を願いました。

また、下之御庭では御座楽の音色が響く中、
国王と王妃が登場し、
来場者は骨組みがあらわになった奉神門を
バックにその姿を写真に収めていました。

北海道から家族と訪れた公務員の44歳の男性は
「首里城内は入れないと思ったが、
予想よりも中まで来られたので、
びっくりしている。
再建されたらまた来たい」と語りました。

一方、新年を迎えた県内各地の神社や寺には
元日の深夜から多くの参拝客が訪れ、
新たな年の目標やこの1年の幸福や
無病息災を願い手を合わせました。

このうち、那覇市若狭の波上宮は
初詣に訪れた家族連れや友人同士でにぎわい、
参拝客はさい銭を投げ込むと
静かに手を合わせて願っていました。

妻と子ども二人の4人で訪れた
那覇市の介護士の49歳の男性は
「成人して離れて暮らす子ども2人と
家族の安全無事を願った」と話しました。
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