新年を前に 沖縄平和祈念像で「浄め」

方言ニュース   
2019年12月30日(月)放送分

担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

新年を前に糸満市摩文仁沖縄平和祈念堂で
このほど、沖縄平和祈念像のほこりを払う
「浄め」が実施されました。

平和祈念像は故・山田真山画伯が原型を
制作した高さおよそ12メートル、
横幅およそ8メートルの像で、
「浄め」は6月23日の慰霊の日前と
年末の年2回実施されています。

この日は祈念堂の職員や沖縄バスのバスガイド、
県工芸振興センターの職員らおよそ20人が
黙とうをささげ、像に上り、
平和を祈念しつつ
像の隅々までほこりを拭き取ったり、
供えられた千羽鶴を整理したりしていました。

平和祈念堂を運営する沖縄協会の
新垣専務理事は
「首里城の火災など1年の間にあった
さまざまなことを考えながら清めてほしい」
とあいさつしました。

また、バスガイドの後上里弥生さんは
「平和祈念堂はバスガイドとして案内する
最初のコースなので、
初心に戻る気持ちになれる。
来年も平和であってほしい」と語りました。

平和祈念堂では
あさって31日大晦日の午後10時から
翌1月1日元日の午前1時まで
第42回「摩文仁・火と鐘のまつり」が開かれます。

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