伊江島の方言で浦島太郎を満喫 琉響がイベント開催

2019年12月10日(火)

琉球新報の紙面からお伝えします。

特定非営利活動法人琉球交響楽団(琉響)の
「しまくとぅばを学ぼう!歌おう!楽しもう!
イージマグチ版浦島太郎」が
伊江村農村環境改善センターホールで開かれ、
イージマグチ(伊江島方言)を取り入れた演奏会を楽しもうと
会場には親子連れなどおよそ200人が詰め掛けました。

このイベントは2019年度
県しまくとぅば普及促進事業の一環で
琉響は2年前も訪れて演奏会を実施し
今回で2回目となります。

直井大輔さんの指揮で
室内オーケストラの団員23人が
クラシックや童謡、沖縄民謡などを演奏し
「かえるの合唱」「幸せなら手をたたこう」の曲を
イージマグチの歌詞にして、
スクリーンに映写し、全員で合唱しました。

チェロやトロンボーンなど楽器紹介もあり
普段見る機会のない子どもたちが
興味深そうに見入っていました。

村の保育士や幼稚園教諭に携わり
定年退職後に村教育委員会で
村立保・幼・小連携アドバイザーを務める
玉城いつ子さんがオーケストラの演奏に合わせ
「浦島太郎」をイージマグチで語り
シナリオもアレンジされ
玉城さんの心地良い語りや
場面ごとに変化する演奏やイラストを
観客は楽しんでいました。

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