具志堅興托さんの詩集を作ろう チャリティーイベント開催

2019年11月26日(火)

琉球新報の記事から紹介します。

今帰仁中学校2年生の具志堅興托さんが書きためた詩を
詩集にする資金を集めようと、このほど、
「僕の道夢と希望の光」と題したチャリティーイベントが
今帰仁村立兼次小学校で開かれました。

知的障害がある興托さんは
特別支援学級で学んできました。
詩を書き始めたのは小学校2年生のころで、
新学期への期待や炎天下に咲くヒマワリ、秋の空など、
見たことや感じたことを表現してきました。

小学校時代に興托さんと向き合った
学習支援員の宮城すま子さんは
「難しい言葉を使わず詩を書いている。
わくわくしながら取り組んでいる様子だ」と目を細めました。

チャリティーイベントでは同級生らがエイサーを披露し、
兼次小学校時代から共に過ごしてきたおよそ30人が
心を一つにし、太鼓を力強くたたきました。
同級生の仲本愛さんは興托さんの詩について
「同級生の詩を読んで感動した。
詩集が楽しみで、詩を全部読みたい」と期待し、
「考えたことをすぐに書いてきた」という興托さんは
3編の詩を朗読し、詩集を手に取る人たちに
「心が温まる思いを感じてほしい」と願いました。

詩集は年明けをめどに発行し、
協賛企業やそんな以外の学校などに配布する計画です。 

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