不幸な野良猫をなくすために大宜味村で「ネコ適正飼育宣言」

方言ニュース  
2019年11月25日(月)放送分

担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

各地で課題になっている「野良猫問題」を
皆で話し合おうと、このほど、
大宜味村役場会議室で
「猫適正飼育ワークショップ」が開かれました。

世界自然遺産候補にもなっている大宜味村で、
猫の適正飼育の啓発を呼び掛け、
人や猫、野生動物にとって住みよい地域を
つくるのが目的で、不妊・去勢手術の現状や、
捕獲した猫の譲渡会など村の取り組みの  
報告の後、意見交換会を開きました。

この中で、野良猫数匹を預かっている62歳の女性は
「飼育のきかっけはごみ箱をあさっている
野良猫を見かけたこと。
役場に登録をしてもらい飼育を始めた。
村で捕獲された猫も預かり、
飼い主探しをしている。
地域で関心を持つことが大切だと思う」
と経験を語りました。

また、捕獲された猫が気になり、
南城市にある県動物愛護センターまで
出向いたという夫婦は
「不幸な猫をなくすには野良猫に餌を
やらないことが大切だと聞いた。
殺処分はないということも聞いて安心した。
皆で猫を野良猫にしない地域をつくっていきたい」
と述べました。

この他にも猫好きならではの
「ネコのあるある話」なども飛び出し、
最後に猫も野生生物にも住みよい地域づくりと
共存を目指し、
「おおぎみネコ適正飼育宣言」を採択しました。
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