オオゴマダラ 県蝶の最終候補種に

方言ニュース 
2019年10月28日(月)放送分

担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

沖縄県を象徴する「県蝶」を決めるための
「沖縄県の蝶」選定検討委員会の第2回会合が
このほど、県庁で開かれ、
オオゴマダラを県蝶の最終候補種に決めました。

来月中にパブリックコメントを実施し、
玉城デニー知事の決裁などを経た上で
今年度内にオオゴマダラを県蝶として正式決定します。

県蝶の制定は埼玉県に次いで2例目です。

県によりますと、候補種の選定は
豊かな自然環境の象徴や、
親しみやすさや知名度、教育的な活用度、
それに、希少性や独自性といった学術的・
生物学的視点の4つの観点から進めたもので、
オオゴマダラは沖縄本島のほか宮古島や
石垣島など県内全域に分布しており、
「選考基準に当てはまるとして満場一致で
決まった」ということです。

県蝶の制定に向けては、
沖縄県の蝶制定県民の会がシンポジウムを
開催し、機運醸成を図り、
おととしには「はーべーる総選挙」を実施し、
候補5種の中からオオゴマダラが
1位となりました。

県民の会の会長で大城安弘農学博士は
「総選挙でオオゴマダラを推す県民の声が大半を占めた。
それほど広く親しまれているということだろう。
これを機会にほかの希少種にも目が
向けられるようになれば」と語りました。

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