県内 バス運転手不足 深刻 

方言ニュース   
2019年10月14日(月)放送分

担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

県内路線バス大手4社の運転手の定年退職者が
おととしから今年までの3年間で
およそ300人に上る見込みであることが
このほど、分かりました。

おととしに県交通政策課が各社に
ヒアリング調査した結果を明らかにしたもので、
宮城優課長は
「各市町村がコミュニティーバスの導入を
検討する際、路線バス会社に委託を
断られる事例も聞いている」と述べ、
地域の公共交通にも影響が及んでいるとの
認識を示しました。

県交通政策課によりますと、
4社は毎年合わせておよそ65人を
採用していますが、
転職や退職者数が
採用人数を上回るということで、
琉球バス交通は、琉球新報の取材に対し
「運転手の人手不足により、今月7日から23番の具志川線など
7系統を減便している」
と回答しています。

深刻な人手不足の事態を受けて県は、
運転手確保に向けて社内研修期間の
賃金支援などに充てる
9月補正予算を組んでいますが、
車の運転ができない高齢者や障がい者、
子どもなどの交通弱者の生活に見合った
交通環境を整備することについて、
宮城課長は
「路線の再編などいろいろな課題はあるが、
まずは予算を計上し、
数年かけて運転手の確保に取り組みたい」
と話しました。

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