『がんばりマン』選考委員特別賞受賞 子どもノンフィクション文学賞

2019年8月6日(火)

担当は宮城葉子さんです。

琉球新報の紙面からお伝えします。

天願小学校2年生の名護翔哉さん8歳が1年生の時に、
闘病生活や支える両親の話などを書いた作品「がんばりマン」が
3月に開催された「第10回子どもノンフィクション文学賞」で
選考委員特別賞(最相葉月賞)を受賞しました。

翔哉さんは23週余で
586グラムの超低体重で生まれ、
新生児集中治療室で7ヶ月半過ごしました。

気管が狭くなる「声門下狭窄症」になり、
生後4ヶ月目には気管切開の手術を受け、
声が出ない時期もありました。

母の尚子さん49歳は
翔哉さんが小さい頃から絵本を読み聞かせ
字が読めるようになると
翔哉さんは自分で物語を書いたり
絵を描いたりするようになったと話しています。

今回の「がんばりマン」は
最初に十数枚のメモをしたため
時系列に並べ直した後
400字詰めの原稿用紙6枚に書いています。

作家の最相葉月さんは、
「どのエピソードからも実際の場面が想像でき
いつしか作者を応援していた」と評しています。

翔哉さんは、他の物語の創作にも取り組んでおり
最近では「うさぎのパンや」という絵本を描き上げ
「絵本を描いてみんなを笑顔にしたい」と
夢を語っていました。

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