県内3ヶ所が国の重要文化的景観に選定

2019年6月26日(水)放送分
担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

「今帰仁村今泊の屋敷林と集落景観」の重要文化的景観選定、
南城市の「玉城アマツゝ」と沖縄市の「ごゑく」の名勝追加指定を
国の文化審議会が答申したことに、
3地区の関係者が喜びに沸き、
歴史と景観を現代につなぐ重要な風景と
遺産を次世代へ継承する決意を新たにしています。

今帰仁城跡の隣に位置する今帰仁村今泊区では、
18世紀半ば頃からフクギ屋敷林の景観が維持されており、
喜屋武村長は
「大変うれしい。
今泊は近世琉球の風水地理に景観が色濃く残る。
貴重な地域資源として活用したい」と喜びました。

また、「玉城アマツゝ」はアマミキヨが創った七御嶽の一つとされ、
琉球国が国家安泰と五穀豊穣を祈願して行った東御廻りの最終地で、
現在も多くの人が足を運んでいますが、
国の名勝に指定されたことを受け、南城市の瑞慶覧市長は
「今後も多くの人に愛される名勝となるよう保護し、
保存活用したい」と喜びを語りました。

さらに、沖縄市城前町の「ごゑく」は、
かつて沖縄本島中部の要所として
有力な王子や按司が居城していたとみられ、
沖縄市立郷土博物館の縄田文化財係長は
「歴史的に重要な場所であり、価値を認められてうれしい。
これを機に認知を広げたい」と語りました。
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