県内でも物価高騰相次ぐ

人手不足による人件費や物流費の高騰により先月から今月にかけて全国的に食品や飲料の値上げが相次ぐ中、
県内の一部スーパーでも乳製品やサバ缶、大型ペットボトル商品がそれぞれ5%から10%前後値上がりしています。
来月からはカップ麺の値上げが予定されており、
小売り業界は原価の値上がりにより乳製品を使用したドレッシングなどの
加工品も徐々に価格が上がると予想しています。
県内の各スーパーの担当者らはメーカーの値上げに対応せざるを得ないと説明し、
値上げ対象商品の特売日の頻度を減らしたり、
プライベートブランド商品で現行価格を維持するなど対応策を講じています。
10月には消費税の増税も控えていますが、
浦添市内のスーパーで買い物をしていた女性は「普段使うものだから買わないわけにはいかない」と話し、
節約のため特売日などを利用しているということです。
また、那覇市のスーパーで買い物する50歳の男性は
「高いな、お金がもったいないなと思うこともあるが、値上げの要因の一つである人件費が
上がって社会全体の雇用が潤うなら悪いことではない。残念がることではないのでは」と話しました。
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