玉城知事 しまくとぅば連絡協議会と意見交換 「県民のアイデンティティだ」

2019年5月28日(火)

担当は宮城葉子さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

玉城デニー知事は
このほど、しまくとぅば連絡協議会の池原稔会長らと
県庁で意見交換し、しまくとぅばについての認識を問われ、
「沖縄文化の基礎になっている。
県民のアイデンティティーで、シマへの愛情だ」と
しまくとぅばを交えながら思いを込めて語りました。

また、玉城知事は
「生まれジマの言葉を忘れることは、生まれ故郷を忘れる」
という沖縄のことわざを紹介しながら、
沖縄の肝ぐくるや祖先への思いだと説明し、
普及継承の必要性を示しました。

さらに玉城知事はしまくとぅばに関連して
制定を目指す「琉球歴史文化の日」については
今年度中を目指し、
その後はイベントなどで啓発する考えを示しました。

一方、連絡協議会はしまくとぅばを話せる人が
3割程度に減少しているとして行政の取り組みを求め、
アメリカハワイ州のように第2公用語にすることや
学校教育での普及を提案しました。

これに対し、玉城知事は公用語化について
「その方向性は必要だと思う」との認識を示す一方、
地域ごとにくとぅばが異なるため実施を困難視し、
学校教育での導入は
「学校教育家庭特例制度」を有効活用し、
各市町村で取り組む必要があると話しました。

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