県が外来種のタイワンスジオ買い取り発表

2019年5月15日(水)放送分
担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

県環境部はこのほど、
沖縄本島中部に生息する特定外来種の
ヘビ「タイワンスジオ」を買い取ると発表しました。

生息状況や食性を調べることが目的で、
県による買い取りは昨年度に続き2度目です。

買い取り額は1匹5千円で、100匹に達し次第終了となります。

買い取り期間は8月30日までで、
捕獲従事者としての事前登録が必要です。

タイワンスジオは哺乳類や鳥類を補食することから、
県は希少な在来生物や生態系に被害を及ぼす恐れがあるとして、
生態調査をしています。

体長は1・8メートルから2・7メートルあり、
灰黄色や黄褐色で、目の後ろや尾に黒い筋があります。

ハブの頭が三角形頭なのに対し、
タイワンスジオノア頭の形は細長で毒はありません。

昨年度には県が91匹を買い取っていますが、
捕獲数が最も多かったのはうるま市で35匹、
恩納村が21匹と続きました。

捕獲された場所は道路や民家周辺、
畑や草地、家畜小屋などでした。

捕獲者登録や買い取りに関する問い合わせは
県環境科学センターとなっています。
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