粟国村でハブの定着 不安視

方言ニュース  
2019年5月6日(月)放送分

担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

おととしから断続的にハブが見つかり、
県が定着の有無を調査している粟国村で先月、
ことし初めてハブが見つかっていたことが
県衛生薬務課などへの取材で分かりました。

今回で6例目で、島内に生息しないとされていますが、
県は「定着しているかどうかは
まだ判断できず、
継続して調べる」としています。

粟国村によりますと、先月20日の深夜に
住民が見つけて通報し、排水溝に逃げたため、
閉じ込めて捕獲した後、
県衛生環境研究所に送られ、
ハブと確認されました。

発見場所は四志土地改良区北側で、
担当者は「これまでの例と比べ、
役場などがある村中心部に
近づいてきている」
と懸念しています。

県衛生薬務課によりますと、
6例目のハブは体長116・5センチ、
体重258グラムの雄で、
生後2年から3年と推測されます。

初めて発見された後、県は村の診療所に
ハブの血清を配備し、
ことしも7日から捕獲器を
60台仕掛けて生息調査をします。

県は、ハブの活動が活発になる今月から来月にかけて
月1日から咬症注意報を発令しており、
草刈りやネズミの駆除など環境を整備し、ハブが侵入しにくいよう整えることや、
田畑や山野への出入りの際に
十分注意するよう呼び掛けています。

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