やまがーぐちの理解度が低い結果、調査で明らかに

2019年4月17日(水)放送分
担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

南風原町山川区は山川のしまくとぅば
「やまがーぐち」に関する区民意識調査をまとめ、
「やまがーぐちを主に使う人」は
20歳から40歳代で0%、
「まったく使わない」は20代で83・3%、
30代から40代でも半数以上いたことが分かりました。

20代の61・2%はやまがーぐちを聞いた時に
「まったく分からない」と答え、
生活でやまがーぐちが必要だと答えた20代はおよそ3割でした。

やまがーぐちの理解度について
やまがーぐちを「よく分かる」と答えたのは全体で38・7%、
「ある程度分かる」は26・7%、
「あまり分からない」は14・9%、
「まったく分からない」は19・6%でした。

年代別では20代から40代で「分からない」と答えた人が
「分かる」と答えた人を上回っています。

やまがーぐちの必要性について
「非常に必要だ」と「ある程度必要だ」を合わせた「必要」は
20代で30・5%、30代で51・5%、40代で56・1%、
50台で57・9%、60代で59・2%となっており、
県民意識調査と比べると各年代で
およそ20ポイントから40ポイント低くなっています。

「やまがーぐち」に関する区民意識調査は
山川誌編さん事業の一環で実施され、
20代以上の山川区民600人を対象に行われ423人から回収し、
委員長を務めた赤嶺義夫さん(74歳)は
言葉の景勝に危機感を示しながらも
「どう継承していくのか区民で考えることが大切」
と話していました。

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