孫のためにおじいちゃんハブ退治

方言ニュース  
2019年4月15日(月)放送分

担当は糸数昌和さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

浦添市大平の大田寛さん宅に9日未明、
長さ1・6メートルを超える大物ハブが姿を現し、
太田さんがハブにかまれながらも
見事に退治しました。

この日の午前3時ごろ、
つないでいた犬がほえだしたため、
朝に孫の砂川翔俐君の
小学校入学式を控えていた大田さんは、
犬を静かにさせようと懐中電灯を
片手に外に出たところ、
不意に右足首に何か当たった感じがし、
かまれたとは思いませんでしたが、
足元には大きなハブが牙をむいていました。

「ここで逃がしたらやっかいになる。
遊びに来る孫たちのためにも
逃がさない」と思い、
長さおよそ30センチの枝切りばさみを
持って追い掛け、
向かってきたところを迎え撃ちました。

撃退後、太田さんは救急車で
搬送されましたが、
幸い傷も浅く、軽傷だったということで、
「朝起きて見たら見事なハブさ、マギーグヮー。
よその家に  出たなら逃げる」と振り返りました。

入学式を終えて駆け付けた翔俐君は、
おっかなびっくりにハブを眺め、
「おいしくなさそう」と顔をしかながら、
「おじいちゃんが大好き。
小学校ではたくさん友だちをつくって、
強い男になりたい」と太田さんに
力強く誓っていました。

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