2019年3月27日(水)放送分
担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

西原町の認可外保育園「こばと保育園」が本年度で閉園し
隣接地に建設中の認可保育所「こばとゆがふ保育園」が
4月に開園することに伴い、
在園児の継続保育が危ぶまれていた問題で
西原町は定員に空きが出たとして
広域から通園する園児25人全員の継続保育を認める決定をしました。

複数の保護者が「保育を受ける権利」を求めて
違法確認を求める訴訟を那覇地裁に提訴していましたが
継続保育が一転して認められたことで係争は消滅することになります。

西原町は町内の待機児童を優先する方針を示していましたが、
園と保護者が密に協力し、子どもの自発性を促す
独自の保育方針の説明を受けた保護者から
辞退者が出たということです。

西原町によりますと広域から通園する園児25人の他、
新たに近隣の自治体から申し込みのあった5人も
新規の認可保育所の在園児として
卒園まで在籍できる見通しだということです。

保護者の一人は「どうなるか全く読めず疲弊していた。
大変うれしい」と話し、こばと保育園は
「継続保育を求めた保護者の取り組みや西原町の配慮のおかげ。
今後もこれまでの保育を続けたい」と述べていました。
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