届け「ひめゆりの心」 ひめゆり平和資料館でガイド講習会

方言ニュース  
2019年3月26日(火)放送分

担当は糸数昌和さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

糸満市のひめゆり平和祈念資料館で
このほど、ひめゆりガイド講習会が開かれ、
県内バスガイドや平和ガイド、
通訳案内士ら58人が参加し、
資料館学芸員らの案内で館内や
ひめゆりの塔周辺を回った後、
元学徒の仲里正子さんとの
質疑応答や意見交換も行われました。

この中で、普天間朝佳館長は
「元学徒たちは、
生き残ってしまったことを
ずっと申し訳ないと思って生きてきた。
友達のことが忘れられてしまわないように
との思いで資料館が建てられた」と、
元学徒たちの思いを強調しました。

また、仲里さんは、沖縄戦当時の
自身の経験を振り返り
「昔は情報が入らなかった。
今は情報がたくさんあり、
皆さんは考える力もある。
戦争にならないためにはどうすれば
いいか考えてほしい」と話しました。

元バスガイドで、
現役のガイド21人と共に参加した
バス会社事務員の(49)歳の女性は、
「元学徒や学芸員らが、
命を大切にする心や戦争を否定する心を
持って、30年間ぶれずに資料館を
つくり上げてきたことが心に刺さった。
沖縄のガイドとして、しっかりと事実を
事実として伝えようと
勇気づけられた」と話しました。

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