稲作発祥の地で田植えの儀式(読み手:宮城葉子さん)

2019年2月19日(火)

担当は宮城葉子さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

琉球の稲作発祥の地とされている
南城市玉城百名の「受水走水(うきんじゅはいんじゅ)」で
玉城仲村渠区の伝統行事「親田御願(うぇーだうがん)」が行われ
区民らが田植えの儀式を行い、
豊作を願いました。

旧正月後、初めての午の日に行われる行事で
中国から飛んできた鶴が稲穂を落とし
稲が発芽したとされる「米地(めーじ)」で祈願した後

受水と走水で拝み、
「親田(うぇーだ)」と呼ばれる田んぼで区民の男性3人が
稲の苗を植え付けました。
田植えの儀式の後は「祈毛(ゆーえーもー)」に集まり、
東西南北に33回ずつ拝む
「三十三拝(ぺー)の四方拝(はい)」を行い、
田作りから稲の収穫までを歌にした
「天親田(あまーうぇーだ)のクェーナ」を
歌って豊作と無病息災を祈りました。

仲村渠区の山川晃区長は
「苗付けをした3人のうち2人は、稲作復活を目指して
若い世代が結成した区の稲作会のメンバー。
形だけでなく気持ちの部分まで伝統継承されている」
と喜んでいました。

※今回の記事は、2月18日(月)と同じ記事となります。
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