竹富で在来大豆復興プロジェクト

2019年2月13日(水)放送分
担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から2つ紹介します。

かつて竹富町竹富島で栽培されていた
在来大豆「小浜大豆=クモーマミ」の
復興プロジェクトが始まっています。

竹富島のラグジュアリーリゾート
「星のや竹富島」が始めたもので、
クモーマミは小浜島など八重山諸島で
栽培されてきた在来大豆で、
安価な外国産大豆の流入で一時途絶えました。

竹富島では観光業の隆盛などにより、
栽培する農家がいなくなったということです。

星のやは島特有の作物や文化の継承に取り組む一環として、
クモーマミに着目し、2011年からクモーマミの
栽培をしている八重山農林高校から種を譲り受けました。

2日には施設敷地内の畑に施設のスタッフのほか、
竹富保育園の園児10人と保護者6人が参加し、
クモーマミの種が植え付けられました。

大豆の収穫は竹富小中学校の児童生徒らと行うということで、
5月頃に収穫し、6月のイベントで
豆腐作りに取り組む計画です。

星のやの本多支配人は
「島のおじい、おばあからクモーマミで
作った豆腐やみそがおいしかった。
子どもたちにも体験させてあげたいとの話を聞いてきた。
今回の活動が島のために、そして子どもたちへの島の文化を
継承する活動になればと思う」と話しました。
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