琉歌大賞 表彰式行われる

方言ニュース  
2019年2月11日(月)放送分

担当は糸数昌和さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

第28回琉歌大賞の表彰式がきのう、
恩納村ふれあい体験学習センターで開かれ、
一般の部の大賞に読谷村の
長嶺八重子さん(72)歳が、
児童生徒の部の大賞に恩納村立山田中学校2年の
宮平智晴さんが選ばれました。

今回のテーマは「海」で、
恩納村出身の長嶺さんは
「多幸山くだて/目にしちゃる海や/
七色に染まる/稀な景色」と詠み、
「生まれ育った恩納村は頻繁に帰っている。
多幸山からは雄大で色鮮やかな
美しい海が広がっており、
歓迎されているような気持ちになる」
と語り、受賞を喜びました。

また、野球部の宮平さんは
「部活後の海辺/立ち寄りて見れば/
果てしなく続く/僕の未来」と詠み、
「部活終わりの道ではよく海が見える。
眺めていたら、すごく海が穏やかで
遠くまできれいに見えて将来を思った」
と語りました。

一般の部の波照間永吉審査委員長は
「沖縄の海の将来に危機感を抱いて、
海を守ることを訴える歌が
たくさんあった。
海は大切にせねばならぬという思いで、
多くの人が沖縄の海を見ている」
と講評しました。

再生