児童養護施設の子供たちにクリスマスプレゼントを

方言ニュース  
2019年1月28日(月)放送分

担当は糸数昌和さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

那覇市松山などの繁華街で飲食店を営む有志らが、
児童養護施設の子どもたちに
クリスマスプレゼントを
手渡す取り組みが広がりを見せています。

取り組みは「サンタプロジェクト」で、去年で6回目を迎えました。
沖縄本島南部の4施設にいる3歳から
小学3年生およそ80人が対象です。

嘉手川秀徳さん(33)歳が、
亡くなった兄の子どもに思いを巡らせ、
親のいないなどの子どものために何かをやりたい」と
友人らと計画しました。

お菓子を購入して施設を「アポなし訪問」し、
怪しまれるなどしましたが、
続けるうちに理解を得て協力者も増えました。

施設には親から虐待を受け
大人を怖がる子もいましたが、
嘉手川さんは「びくびくしていた子が、
贈ったおもちゃのマイクで歌って
踊ってくれて、やってて良かった」
と振り返ります。

ある施設に入所する小学3の男の子は
「クリスマスの時期が1年で一番楽しく、みんな格好いい」と話し、
施設の職員は「子どもたちが、
こういう大人になりたいと思える
きっかけにもなる」と感謝しています。

今年は募金を活用し、施設の高校生の卒業祝いに、
ディズニーランド旅行をプレゼントする予定で、
今後は訪問する施設数を増やしたり、
NPO法人設立も視野に入れています。

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