世界自然遺産登録見据え、マナーブック発行

2019年1月23日(水)放送分
担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

世界自然遺産登録を見据え
県は自然遺産候補地である竹富町西表島の
豊かな自然と島民の生活環境を守ろうと
観光客に配布する「西表島マナーブック」を発行しました。

西表島には現在年間35万人ほどの観光客が訪れていますが、
一部の観光客の行動が自然・生態系や島民生活に
支障を与えているとの指摘があり、
自然遺産登録後には観光客が急増し
さらに負担が増すとの懸念があります。

島で観光する上での注意点が
イラスト付きで紹介されているマナーブックでは
国の天然記念物「イリオモテヤマネコ」の事故が多発していることから
ロードキルに関する注意や自然や生態系に影響を与えないための
観光マナーを紹介したり、
景勝地で人の排せつ物による悪臭が問題になっていることから
トイレに関する注意点や島民の生活の場を
乱さないような行動についてのアドバイスも盛り込まれています。

マナーブックの発行は世界自然遺産普及啓発事業の一環で
10万部を発行しており、
2019年度には英語・中国語にも対応する予定で
石垣島と西表島を結ぶ船舶を運航する3社や
日本トランスオーシャン航空の協力により
配布・普及を図り、15日から配布を始めています。
再生