県内献血者、20代減少30代40代が逆転

2019年1月9日(水)放送分
担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

県赤十字血液センターの調査によりますと
2017年度の県内在住の20代の献血者数は8460人で
1989年以降最少でした。

年代別の献血者数はこれまで20代が最も多くなっていましたが
2006年ごろから30代から40代が20代を逆転し
近年では40代が最も多くなっています。

20代の献血者は1989年以降
1991年度の2万6263人をピークに減少し
2015年度には1万人を割り込んでいます。

県赤十字血液センター献血推進課の眞喜志淳課長は
少子高齢化の進展に伴い20代の献血数が
ますます減少するとしており
「血液の安定供給には若年層の理解と
協力は不可欠」と訴えています。

一方、献血者数が増えているのが
40代から60代となっており
特に50代から60代は右肩上がりで
2017年度は過去最多となる
1万2504人が献血に協力しています。

中高年の献血者が増加している背景について
県赤十字血液センター久茂地出張所の山城誠二さんは
「献血後に無料で届く血液検査結果サービスが
奏功している」と分析しており

検査で糖尿病や肝機能の指標
コレステロールなどの数値が分かるため
健康が気になる中高年が毎月の健康診断代わりに
献血を活用しているということです。
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