宮古島市が宮古馬飼養に補助金検討

2018年12月26日(水)放送分
担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

県の天然記念記念物に指定されている宮古馬をめぐり
インターネットや一部の報道で
宮古馬が長期間にわたって縄でつながられており
餌や水も与えられておらず死亡したなど
不適切な飼育環境が報じられていることについて
宮古馬保存会事務局の宮古島市教育委員会は
「虐待は確認できない」との見解を示しています。

一方で市は一部の飼養者の不適切な
飼養環境を認めています。

市役所城辺庁舎で開かれた飼養業者説明会で
事務局は飼養施設などの調査結果を説明し
「虐待だと判断できたところはないが、
一部でふん尿処理が行き届いてないことや
飼養スペースが狭いことは確認した」と述べ
宮古馬が不適切な環境で飼育されている現状を認め
今後は飼養者からの宮古馬の返還も含め
早急に対策を講じる意向を示しています。

宮古馬の飼養者などからは
「半分ボランティアでやっている状況。
飼養者に任せ過ぎた環境がこの結果を生み出したのではないか。
行政はしっかりと補助してほしい」と訴え
宮古馬の飼養者からは飼養の費用負担について意見がありました。

これに対して市は補助金の増額を検討していると回答し、
市の教育委員会は
「支援するものは支援し県とも補助メニューを調整し
今後の保存について考えていきたい」と話しています。
再生